フランス語漬け
2008年 05月 05日
皆様、楽しい休日を過ごされましたでしょうか。
私はといえば、4月が終わり、
それと同時に新しい稽古が一度に3つも始まり、
連休はその復習及び先の演目の譜読み、
そして衣替えと大掃除で気分をリフレッシュしておりました。
新しい稽古とは、
5月7日から始まる小学校巡回公演の稽古、
20日にある大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会の稽古、
そして8月10日の『カルメン』の音楽稽古です。
カルメンも、センチュリーさんのメシアンも、フランス語。
もちろんフランス語で歌うのは初めてではないけど、
イタリア語やドイツ語、日本語に比べて下調べに時間がかかります。
この地道なパズルのような作業が、
実はスラスラ語れるようになる一番の近道なんですよね。
しかし、音声学って本当に面白いと思うんです。
普段、私達はあまり意識しないで話せているのは、
口が勝手にその言葉を発音してくれているから。
舌の形や位置を考えて発音を作るのって、意外に難しい。
自分ではそう発音しているつもりでも、
そうなっているとは限らないというのが、難しいのです。
その苦しみから救ってくれる一つの助けが「音声学」。
細かく舌の位置を整理してくれるので、
実際話すことができない原語まで、正しく歌うことができるわけですよね。
同じ子音であっても、国によって多少位置が違ったりする。
というわけで、発音を一つ一つ組み合わせて
できるだけネイティヴさんのような発音ができるように
ディクションの先生の発音に耳ダンボ状態です。
今回新しく知ったのは、フランス語のRの作り方。
普段あまり歌に使われることのない軟口蓋を振るわせるこの発音にも、
5種類もあったなんて知らなかった~。
やっとテンポで歌えるようになってきたので、
次は楽譜から眼を離せるように、もう少し頑張れっ!!
メシアンの音楽になじんできたら、
譜読みを始めたものの、しばらく寝かせていたサロメの譜読みも
またやりたくなったので、昨日久しぶりに開いてみました。
昨日は一番最後から少しずつ遡りながら、新たに15ページ進みました☆
彼女の気持ちを表すかのように調性がコロコロかわるんですけど、
Cis durと、調号が最大限についているのに、
すごくサロメが純粋な乙女に戻る時には、C durやF durとか、
ナチュラルな和音に変わるんですよね~。
サロメって「狂気」のイメージが強いですけど、
そうじゃないのかもしれない・・・と、ちょっと見方が変わってきました。
まぁ、サロメについてはまた後日ご報告。
とりあえず、明日は学校公演の最後の練習。
明後日は2校の子供たちに会いに行って来ます!!
私はといえば、4月が終わり、
それと同時に新しい稽古が一度に3つも始まり、
連休はその復習及び先の演目の譜読み、
そして衣替えと大掃除で気分をリフレッシュしておりました。
新しい稽古とは、
5月7日から始まる小学校巡回公演の稽古、
20日にある大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会の稽古、
そして8月10日の『カルメン』の音楽稽古です。
カルメンも、センチュリーさんのメシアンも、フランス語。
もちろんフランス語で歌うのは初めてではないけど、
イタリア語やドイツ語、日本語に比べて下調べに時間がかかります。
この地道なパズルのような作業が、
実はスラスラ語れるようになる一番の近道なんですよね。
しかし、音声学って本当に面白いと思うんです。
普段、私達はあまり意識しないで話せているのは、
口が勝手にその言葉を発音してくれているから。
舌の形や位置を考えて発音を作るのって、意外に難しい。
自分ではそう発音しているつもりでも、
そうなっているとは限らないというのが、難しいのです。
その苦しみから救ってくれる一つの助けが「音声学」。
細かく舌の位置を整理してくれるので、
実際話すことができない原語まで、正しく歌うことができるわけですよね。
同じ子音であっても、国によって多少位置が違ったりする。
というわけで、発音を一つ一つ組み合わせて
できるだけネイティヴさんのような発音ができるように
ディクションの先生の発音に耳ダンボ状態です。
今回新しく知ったのは、フランス語のRの作り方。
普段あまり歌に使われることのない軟口蓋を振るわせるこの発音にも、
5種類もあったなんて知らなかった~。
やっとテンポで歌えるようになってきたので、
次は楽譜から眼を離せるように、もう少し頑張れっ!!
メシアンの音楽になじんできたら、
譜読みを始めたものの、しばらく寝かせていたサロメの譜読みも
またやりたくなったので、昨日久しぶりに開いてみました。
昨日は一番最後から少しずつ遡りながら、新たに15ページ進みました☆
彼女の気持ちを表すかのように調性がコロコロかわるんですけど、
Cis durと、調号が最大限についているのに、
すごくサロメが純粋な乙女に戻る時には、C durやF durとか、
ナチュラルな和音に変わるんですよね~。
サロメって「狂気」のイメージが強いですけど、
そうじゃないのかもしれない・・・と、ちょっと見方が変わってきました。
まぁ、サロメについてはまた後日ご報告。
とりあえず、明日は学校公演の最後の練習。
明後日は2校の子供たちに会いに行って来ます!!
by musicakurihara | 2008-05-05 20:56 | 歌のこと