オトナの色気(注:畑中研修の感想です)
2006年 07月 07日
声楽アンサンブルに入って知って、受講生に選んでいただき、
昨夜眠れないほど楽しみにしていた (・・・オマエは小学生かぃっ!!)
畑中先生の日本歌曲セミナー、無事終えてきました。
先生からもお褒めのお言葉をいただき、
日本歌曲を勉強してきているものとして、ホッと一安心しました。
だって、中田歌曲に対しては、少しはわかってるつもりですもん。
変なものご披露しちゃったら ちょっと恥ずかしいわ。
それでも、畑中先生はさすが大親友なだけあって、
いろんな知らないエピソードとか、聞けて楽しかったなぁ。
中田喜直って、本名「よしただ」だって 知ってました?
さて、お楽しみの「サルビア」について。
びわ湖に来てから、今までとは違ったキャラ開発させるかのように
オトナっぽい曲を割り振られることが多く、これもそんな歌です。
知らない方のために、詩をご紹介しますね。
「サルビア」 堀内幸枝 詩
サルビアは 赤い花だわ
その花は 血の色だわ
私は その花を見つめていたとき
急に愛の言葉を 口にしたのね
夏の風は あったかいわ
嫉妬する 熱風だわ
かん高い感情の中で とまどった
二人の顔に吹きつけていたのよ
サルビアの 花びらを
いっぱい ふりかけてちょうだい
真っ赤な色に ふちどられて叫んだ
あの時を もいちど 思い出したいの
ホント、口に出すのも恥ずかしいような、素敵な詩でしょ。
それに旋律とピアノがつくと、さらに超カッチョイイのです!!
もちろん、私は最近会得してきたオペラチックな発声を駆使して
情熱的に、感情を吐露するように歌いましたともさっ!
その激しいところと、女らしく甘く囁くように歌うところの緩急が
この曲のミソだと思うのです。
しかし、先生はこんな提案をされました。
「長い人生を送ってきた女性が過去の恋愛を歌ったとしたら
この曲はどんな風に歌われるか?」
サルビアは真っ赤で、あの時の恋を想い出すわねぇ。
そうだ、あの夏の暑い日、あんな濃厚な恋をしたんだわ・・・
静かな、淡々とした「サルビア」から溢れる大人の色気。
そんな解釈で、一度歌ってみました。
その難しいことったら・・・。やはり私にはまだまだ早かった。
歌い手の歳や性格にあった、解釈で歌えばいい。
20歳は20歳の解釈、70歳は70歳の解釈。
だから、今の私には当然激しい「サルビア」が合っているのだろう、
それが本来の中田の意図であろうし。
でも歳を取ったら、そんな人生を振り返るような
あなただけの「サルビア」を歌ってね、と。
(先生は40年後の私の「サルビア」を楽しみにしてくださるそうである・・・)
私は今まで、作曲者の意見を尊重して
その通りに歌うことを重視してきたけど、
ここまでガラッと違うと、こういう方法をあるんだなぁ、と納得。
もう一曲、「霧と話した」も失った恋を想い出して歌う曲。
よくポピュラーっぽいとも言われるんですけど、
なかなか難しいし、素敵な芸術歌曲だと思うんですよね。
だけどそれら(霧)が 乾いたとき
あなたはあなたなんかじゃない。
(・・・そうはわかっていても、)私はやっぱり泣きました。。
うぅぅぅ~~~~!! こういう切ない曲、大好き☆
上の太字の箇所がクライマックスなんですけど、
その部分の歌い方について、先生は
「アナタは若いんだから、もっと彼を蹴飛ばすように歌って!」
と、おっしゃった。
でも私は、もう一つの案として出しておられた
「ずしーんと胸の奥に響くような」歌い方の方が好きだなぁ。
ほら、そんな情の深いオンナですからね。わたち☆
いずれにせよ、どちらもオトナの曲で、
そういう曲を歌える歳や声になったことが嬉しいし、楽しい。
次はどんなお題が降ってくる(曲が与えられる)のかが楽しみザンス♪
さて、明日はミカエラです~~。
昨夜眠れないほど楽しみにしていた (・・・オマエは小学生かぃっ!!)
畑中先生の日本歌曲セミナー、無事終えてきました。
先生からもお褒めのお言葉をいただき、
日本歌曲を勉強してきているものとして、ホッと一安心しました。
だって、中田歌曲に対しては、少しはわかってるつもりですもん。
変なものご披露しちゃったら ちょっと恥ずかしいわ。
それでも、畑中先生はさすが大親友なだけあって、
いろんな知らないエピソードとか、聞けて楽しかったなぁ。
中田喜直って、本名「よしただ」だって 知ってました?
さて、お楽しみの「サルビア」について。
びわ湖に来てから、今までとは違ったキャラ開発させるかのように
オトナっぽい曲を割り振られることが多く、これもそんな歌です。
知らない方のために、詩をご紹介しますね。
「サルビア」 堀内幸枝 詩
サルビアは 赤い花だわ
その花は 血の色だわ
私は その花を見つめていたとき
急に愛の言葉を 口にしたのね
夏の風は あったかいわ
嫉妬する 熱風だわ
かん高い感情の中で とまどった
二人の顔に吹きつけていたのよ
サルビアの 花びらを
いっぱい ふりかけてちょうだい
真っ赤な色に ふちどられて叫んだ
あの時を もいちど 思い出したいの
ホント、口に出すのも恥ずかしいような、素敵な詩でしょ。
それに旋律とピアノがつくと、さらに超カッチョイイのです!!
もちろん、私は最近会得してきたオペラチックな発声を駆使して
情熱的に、感情を吐露するように歌いましたともさっ!
その激しいところと、女らしく甘く囁くように歌うところの緩急が
この曲のミソだと思うのです。
しかし、先生はこんな提案をされました。
「長い人生を送ってきた女性が過去の恋愛を歌ったとしたら
この曲はどんな風に歌われるか?」
サルビアは真っ赤で、あの時の恋を想い出すわねぇ。
そうだ、あの夏の暑い日、あんな濃厚な恋をしたんだわ・・・
静かな、淡々とした「サルビア」から溢れる大人の色気。
そんな解釈で、一度歌ってみました。
その難しいことったら・・・。やはり私にはまだまだ早かった。
歌い手の歳や性格にあった、解釈で歌えばいい。
20歳は20歳の解釈、70歳は70歳の解釈。
だから、今の私には当然激しい「サルビア」が合っているのだろう、
それが本来の中田の意図であろうし。
でも歳を取ったら、そんな人生を振り返るような
あなただけの「サルビア」を歌ってね、と。
(先生は40年後の私の「サルビア」を楽しみにしてくださるそうである・・・)
私は今まで、作曲者の意見を尊重して
その通りに歌うことを重視してきたけど、
ここまでガラッと違うと、こういう方法をあるんだなぁ、と納得。
もう一曲、「霧と話した」も失った恋を想い出して歌う曲。
よくポピュラーっぽいとも言われるんですけど、
なかなか難しいし、素敵な芸術歌曲だと思うんですよね。
だけどそれら(霧)が 乾いたとき
あなたはあなたなんかじゃない。
(・・・そうはわかっていても、)私はやっぱり泣きました。。
うぅぅぅ~~~~!! こういう切ない曲、大好き☆
上の太字の箇所がクライマックスなんですけど、
その部分の歌い方について、先生は
「アナタは若いんだから、もっと彼を蹴飛ばすように歌って!」
と、おっしゃった。
でも私は、もう一つの案として出しておられた
「ずしーんと胸の奥に響くような」歌い方の方が好きだなぁ。
ほら、そんな情の深いオンナですからね。わたち☆
いずれにせよ、どちらもオトナの曲で、
そういう曲を歌える歳や声になったことが嬉しいし、楽しい。
次はどんなお題が降ってくる(曲が与えられる)のかが楽しみザンス♪
さて、明日はミカエラです~~。
by musicakurihara | 2006-07-07 22:51 | 歌のこと