鳩の音楽会 2018
2018年 09月 25日
全く宣伝が遅れてできておりませんでしたが、
今年の大事な本番の一つ、平和堂財団主催の鳩の音楽会が本日終わりました。
若く才能溢れる受賞者の皆さまのお手伝いという立場での出演ですが、出番は大トリ。
素晴らしい演奏続きでどんどん会場のボルテージが上がっていき、なかなかの責任がのしかかって来ました。
ピアニストは今をときめく若手ホープの久末航さん。
曲はドビュッシーの星の夜
バーンスタインのミュージカル《キャンディード》のアリア。
そして久末さん自ら編曲された琵琶湖周航の歌。
最後に全出演者での乾杯の歌。
久末くんがとても爽やかな素敵な青年で、
話していてもとても楽しく、
もちろんいっしょに演奏していて本当に幸せで、
また日本の唱歌に対する考え方が一致していて、
素敵な編曲にも出会わせていただけて
(図々しく「栗原未和さんに献呈しますって書いてね💕」ってお願いしちゃったりして)
歌い手としてなんとも贅沢な刺激の多い日々でした。
歌と共演してみたいとご提案くださった久末くん、
そして数いる受賞者の中で私に白羽の矢を立ててくださった事務所の方々
何よりもいつも応援してくださり、
この場を設定してくださった平和堂財団の皆様に感謝せずにはいられません。
ありがとうございました。
ともかく、せっかくなので、ずっと逃げていたキャンディードにもチャレンジ!
ついでに逃げて来た英会話にもチャレンジ!
二回の産後、メンテナンスを怠っていた身体もパーソナルレッスンを受け修正を始める、など、
とにかく一つの目標の一つの公演だったわけです。
3日連続、しかも違う会場でのコンサートは、なかなかハードでありましたが、その分実りも多く得られたと充実感を感じています。
どこも概ね思うように歌えたのですが、
特に2日目。高槻での公演。久しぶりに心が震えるほど、感動的な瞬間を舞台で過ごすことができました。
前日のGPでの録音を家で聴き、知らず知らずのうちに新たな課題を自分にかけていたようで、緊張気味で本番を迎えました。
思ったように歌いおえた…と思った瞬間、割れんばかりの拍手とブラボーの嵐!
歌いながら視界に入っていたお客様の表情が、なんとなく固く思えていたので、そんな嬉しい反応をいただけるとは思わず、とにかくひたすら集中して曲を役を歌い演じていたのでした。
驚きと喜びと、安堵と。
様々な思いが一度に溢れて来て、思わず涙が出てしまいました。
文字にしてしまうとなんだか自分の成功に酔った人みたいですけど、そうではなくて、会場満員のお客様と感動を共有できた喜びといいますか、歌い手冥利につく瞬間を味わうことができたと思うのです。
その夜は一日中指の先までピリピリ痺れるような感覚で満たされておりました。
最終日のびわ湖公演は、歌い慣れた中ホール。
英会話の先生の見守ってくださる中でしごいていただいた台詞部分も無事終了。
久しぶりにお目にかかった応援してくださる皆様との再会。
勝利の美酒も軽くいただき、今は安堵の気持ちばかり。
これも、3連休を丸々自分の歌に集中させていただくことができたおかげ、全ては旅行前なのにギリギリまで応援にいらしてくださっていた義母、いつもわたし達夫婦のせいで単身赴任状態にさせてしまっている義父、寂しいのにおとなしく過ごしてくれた子供達、
そして、2人の子供に朝から揉みくちゃにされた挙句、最終公演アンコールのアンコールでサプライズで出てくれた主人に感謝✨✨
出番終了後、楽屋にて。
東京の母お手製のドレスのお披露目でした。
さて、明日(もう今日だけど)はBS朝日の収録、
明後日はハグママ。
規模は違えど本番が続きます。
体調に気をつけて頑張ります!!!
by musicakurihara | 2018-09-25 00:25