目黒区民交響楽団 ロミオとジュリエット
2013年 11月 24日
今日は雲一つない、行楽日和。
地元・めぐろパーシモンホールで目黒区民交響楽団の演奏会がありました。
関西に来てから、地元で歌わせていただける機会は本当に貴重!
昨年末に今回の打診をいただいた時にどれほど嬉しかったことでしょう!
びわ湖で歌い始める前に夢だった、この大ホールで歌えたのが最高でした!
演奏会の半分を占めるプログラム、ということでしたので、旦那様にも手伝ってもらい、オペラの抜粋をやろう!と決定。
このグノーの「ロミオとジュリエット」という、オペラとしてはマイナーな、でも、戯曲としては知らぬ人がいない位有名な作品になりました。
最初はマイナーな作品に戸惑っていらしたらしいオケの皆様も、稽古を重ねるに連れて、音色がどんどん良くなっていかれていました。
「皆さんも私達と一緒にロミオとジュリエットになって、その心情や情景を音色で表現してくださいね」と、稽古中にお願いしたりしていたので、舞台にはたくさんのロミオとジュリエットがのっていたことでしょう。
見事な一体感だったと思います。
何よりも、グノーっていいね!とか、
オペラでよかった!楽しかった!というお声をいただけたこと、
字幕なしだったのに、何を歌っていたかわかった!と仰っていただけたこと
(演技もほぼなかったのにですよー!)
東京では珍しく、地元出身の歌い手さん!と皆さんが喜んでくださったこと、
音楽を通じて、新たな音楽仲間の輪が広がったこと
…などなどなど。
口に出せば、切りが無いのですが、
今ちょうどいろんな意味で転換期に来ている私としては、ものすごくホッとする、自分自身そして自分の歌を見つめ直す、そして私の歌がお役に立てたと実感できる素敵な機会でありました。
個人的には、GPまでがなかなか良かっただけに、悔しいところがありますが、これが本番なのでしょうね。
怖い時に昔のくせが出たけれど、逆に新しい技術はしっかり身についているようなので、その手応えはあった本番でした。
反省はまた、次の機会に活かすとして、
何れにせよ、会場の皆様が一緒に息をのんでストーリーを進めてくださって、
最後には、2人に訪れる最大の悲劇に涙してくださいました。
それって、演奏家冥利につくことですよね
最後になりましたが、この話をくださった指揮の大浦智弘さん、
そして、目黒区民交響楽団の皆様!
本当にありがとうございました!
またご一緒させていただけますように
by musicakurihara | 2013-11-24 21:55